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脳とラムネ

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私はロボットです。正確な言葉を使うならばアンドロイドです。25年前に某国でスパイ用として製造されました。スパイ用なのでたくさんの機能がありまして、通信や索敵機能は勿論(今は壊れていますが。)光学迷彩に透視スコープ、熱探知機、(これも今は壊れています。)地雷探知機、(これも壊れています。)DNA探知、追跡機能、コロッケ、エビフライ、から揚げ、その他100種類以上の機能が当時の最先端の科学技術の結晶として搭載されているのです。

そのなかで最高の機能と言える物が自動成長機能です。自動成長機能と聞いて学習機能みたいな物と同じ物だと思って貰っては困ります。実際に人間とほぼ同じに成長するのです。つまり起動したときは見た目は頭脳も赤ん坊そのままですが月日がたつにつれ立ち上がり、背が伸び、物を覚え、そして長い年月がたつにつれ物を忘れ、背が縮み、立ち上がれなくなるということです。この機能を搭載した理由と言うのは生まれたばかりの赤ん坊と私を取り替えて自動的に名前、国籍、その他もろもろを問題なく手に入れるという方法ができるからです。それに何よりもロボットだと言うことを誰にも気がつかれないようにするためでもあります。母親は本能で自分の赤ん坊がわかると言いますがあんな物は嘘です。現に私は取り替えられて何の問題もなく生活しています。取り替えられた赤ん坊がどうなったかは詳しいことはわかりませんが生きていたとしても恐らく幸せには生活してはいないでしょう。

この自動成長機能の前提はロボットとして気がつかれないようにすると言う物なので、より人間らしく、と言うより人間とまったく同じに見せるためにいろいろな補助機能がついています。例えば私の記憶回路はすべての物を記憶しません。印象に残った記憶を取捨するようになっています。なので完全な記憶を持っていません。よって頭の方もそこまで良くならず、知能もIQ100ぴったし。運動機能もそこまで高められていません。さらに当然といえば当然ですが喜怒哀楽の感情もきちんとありますし、五感もしっかり働くようになっていて料理の味もわかることができます。(と言っても普通の味覚レベルですが。)、つまりごく潰しのプーになったのは作った奴が悪い。

もうロボット風の丁寧な口の利き方はやめてやる。大体少し考えたらわかるだろうが。脳みそが凡人で体力も凡人で早口言葉が苦手、娯楽や快楽等の誘惑に対して強いわけでもない。痛みも凡人並みにわかるから拷問なんて考えられ無い。しかも偶然なのか意図してやったのかは知らんが取り替えられた家は平均収入より少し上の家庭で、しかも一人っ子だったから大分甘やかされて育ってわがままで根性無し性格。犯罪なんてとんでもない。そんな人間がスパイなんてできるわけがないだろうがアホたれ。大体なんで自分の育った国のスパイなんてしなくちゃいけないんだ。それなのにスパイロボットとしてのプライドがあるから普通の生活を送って普通に死ぬのも嫌だ。

そういうわけでスパイは明らめて物騒な機能をすべてぶち壊し、両親と自分の代わりに取り替えられた子供に申し訳ない気持ちを抱きながら、さて話の途中ですがここでちょっとした心理テストをしたいと思います。まず魚を思い浮かべてください。大きさはしらすからシロナガスクジラマまで好きな大きさを思い浮かべて結構です。おっとシロナガスクジラは魚ではありませんでしたね(笑)さて次に包丁を思い浮かべてください。これも大きさは好きで結構です。それを魚に刺してください。そしたらもう一本包丁を出して刺してください。それを何回も何回も繰り返してください。さぁ、魚はハリネズミのようになりましたか?そうですか。毎日インターネットをしたり、ゲームをしたり、犬に砂糖をかけたり、光学迷彩や透視スコープを使っていいことをしたりして生活していた。

そんな生活をしていた俺だが、今は落下している。もう一ヶ月間ずっと落下している。意味がわからないだろうが俺もわからない。朝目が覚めたら落下していて、いつまで経っても地面が到着しない。祖国がたまりかねてやった処置なのかごくを潰していた俺に神が与えた罰なのかはしらないけれど(神がロボットにも罰を与えるのかどうかも知らない。)いつまで経っても地面がやってこない。もがいたり暗視スコープを使って見たりして壁を探してみたけれどどこにも無い。飛行機能はついていないし、詳しく無いから正確なことはわからないだろうけれど寝てる前から落ちてたとしたら恐らくもの凄い距離を落ちているだろうから上へ行く前に多分燃料切れになるだろう。だからなすすべも無く重力にまかせて落下するしか手は無い。そういうことで自分はもう助からないのだから死んだのと同じだということを割りと早く受け入れた。

問題はすることが何も無いということ。退屈。死にたい。既に死んだも同じ状態なのにすぐには死ねないと言うのは苦痛以外の何物でもない。自爆機能を壊すんじゃなかったと後悔する日が来るとは思わなかった。息を止めるだとか舌を噛み切るだとかそんな苦痛のあるのは嫌だし確実に死ねる何ていう保証は無い。いずれ餓死するだろうと思ったんだけどよく考えたら食べなくても平気だから無理。なるほど地獄と言うものはこういうもなのだなと思う。

思考の中に埋没しましょうかとやってみたが一日でも厳しいと言うのに一週間、一ヶ月、考えることなんて言うのはそんなに多くなくて、すぐに考えることが尽きていく、そうなると退屈地獄。その退屈地獄のせいなのか最近では気が狂ってきたようで、暗闇の中に見知らぬ人に往復ビンタをされている逆立ちしたゾウや翼に『翼の折れたエンジェル』と書かれているカラスなんかの幻覚が見える。これを眺めているのがいい暇つぶしになる。そんなわけで我慢して必死に思考して、それが限界に近づくと幻覚が見えてくるのでそれを観察し、飽きたらあとはずっとハサミの鳴き声のものまねをして疲れたら寝るという生活をしている。

さて、大事な大事な誰かに今の俺の状況をテレパシーで伝えるという作業は終わってしまったのだが、これでまたいつものサイクルに戻るのも嫌なので最近俺が考えていたことを教えてやろう。まず、一週間前に考えていたことを教えてやろう。一週間前は俺は人間かロボットかと言うことだ。平均人間達の平均で、平均的な考えを持って、平均的なことができる。しかし体は機械だ。しかし機械だけれどちゃんと寿命で死ぬし、いろんな機能はついているけれどほとんど使わないし、機械である利点は風邪を引かないと言うことといくら絶食しても平気だということくらいで特に優れていると言うものでもない。つまり俺は90%は人間なのだ。90%は人間の人間はほぼ人間と言っても差し支えないのではないだろうか?そもそも100%の人間なんてこの世にいないのでは?普通の人間にもいくつか人間らしくない所があるだろうし、天才やスポーツの世界記録保持者なんて7、80%の人間だと思う。結論、『消しゴムは偉い。』次に昨日考えていたことだ。昨日考えていたことはどうしてクッションのことを考えるたびにノズルが見えたり見えなき

087

時は18世紀初頭、地球ではいろいろな事が起こっていた。例えばイギリスのある町のある人が風邪を引いたりとか中国のある町のある人が7時きっかりに寝たとかフランスのある町のある人が老衰で死んだとか。しかし、遠いどこかの銀河系では大変なことが起こっていた。なんと1万年ぶりに戦争が起こりそうだというのだ。

ミフル星とクスツ星は同じ種族である。これはどちらかの星(またはまったく別のどこかの星)がどちらかの星に殖民されたということなのだが未だにどちらが起源かはわかっていない。なのでミフル星人とクスツ星人が出会うと必ずどちらが起源かとの議論になるが、外見はもちろんのこと、文化や思想も大変似ているので仲が悪いということは無く、むしろ気の会う友人のような関係であった。そんな関係であったミフル星とクスツ星が戦争が起きそうになった理由は次のような理由である。

ある惑星で行われたある銀河評議会の終わり、ミフル星の代表がクスツ星の代表にミフル語で「最近のそちらの星の状況はどうですか?」と尋ねた。ミフル語とクスツ語は大変似ているのでクスツ星の代表はクスツ語で話しかけられたのだと思った。しかしいくら似ているといっても細部は違うので(例えばミフル語で食べるという意味はクスツ語でも食べるという意味だがミフル語で寝るという言葉はクスツ語で枕という意味になる)クスツ星のの代表にはこれが「数年前のそちらの星の電話は今おいくらですか?」に聞こえたのだった。なのでクスツ星の代表は「100~300銀河通貨くらいですよ」と答えた。するとこれがミフル星の代表には「100~300銀河通貨を鼻に入れられて魚を食べさせられるような状態ですよ」に聞こえ「なるほど財政が厳しいのですか、それは大変ですね」と言い、「それをそのお値段で100万個発注した場合にかかる原子力発電の停滞についてどうお考えでしょうか」に聞こえと言う風に不思議な会話が続き両者なんとなくおかしいなと思いつつも談笑ていた。

そんなことを小一時間ほど続けていた話の流れでミフル星人は「そうですね」と言ってしまった。この「そうですね」はクスツ語で「家畜の糞を全身に塗りたくって死ねばお前の母親も喜ぶだろうに」という様な意味の恐るべき侮辱の言葉なのでクスツ星人は激怒した。だがよく考えてみれば話の流れから考えて急に侮辱の言葉を吐くとは思えない、というわけで両者自分の星の言葉でしゃべっていたという誤解が解けひとしきり笑い、よりいっそうの親睦を深め、別れの挨拶を述べ、クスツ星人の代表が宇宙空港へ向かっていた所、観光に来ていたミフル星人の車に引かれて死んでしまい、大問題となりクスツ星人達が激怒したというわけである。

この不運な観光客は即刻クスツ星へ送られ接着剤で手と髪の毛をくっつけられることに始まる描写するのも恐ろしい拷問にあって殺されたがそれでもクスツ星人達の怒りは収まらなかった。勿論クスツ星人の中からも戦争反対を唱えるものも少なくなかったが全員私刑と言う形で無残な死を迎えることになった。たかが一人の男が事故死しただけでこれだけの大騒ぎになったのは一人の男が(この男は学生時代にミフル星の男に恋人を取られていらいミフル星を憎んでいた。)ミフル星はクスツ星から殖民された惑星であり例え事故であったとしてもクスツ星人を殺すとは親殺しも同然であり万死に値すると声高に主張し、ミフル星がクスツ星から殖民されたという証拠を捏造し、それが民衆に受け入れられてしまったからである。

クスツ星の政府もこれには困った。銀河が平和になってから1万年、武器が無くなってから数千年、ミフル星と戦争しようにも武器が無いから戦争のしようがない。しかし世論はミフル星との戦争を望んでいる。熱線銃を持たせてミフル星に投下するなんて野蛮なことをさせるわけにも行かない。

クスツ星の政府がああでもないこうでもないと侃々諤々の議論をしている時、ミフル星も大変だった。こちらこそ母星であり、殖民された惑星が自分こそ親だと名乗るなど言語道断、しかも戦争をしかけようなどとクスツ星こそ万死に値すると主張する物も出てきて(これを主張した男はクスツ星でスリに会っていらいクスツ星を憎んでいた。)ミフル星の中でも戦争の気運が高まってきたのである。ミフル星も当然武器など持っていないので政府はどうしたものかと困ってしまった。

というわけでミフル星の政府とクスツ星の政府の間に話し合いが行われ、じゃんけん大会が行われることになった。両国10億人ずつを選び勝ち抜き戦でじゃんけんを行うと言うものだ。じゃんけんで負けたら銃殺され、一人も居なくなった方の星の負けで賠償金他諸々を支払うことになる。こんな物に参加するのは自殺と言っても過言ではないので10億人も集まらず、無かったことになって今までのように友好関係を再度結べるであろうと言うのが両星政府の目的であったのだが、予想に反し両星のほぼ国民全員が志願し、じゃんけんで勝ったものだけがクック星で行われるじゃんけん大会に行けるという物になってしまった。

この大会は数々の伝説が作られた。グーだけで1億8000万人のミフル星人を葬った女性の話や1年間あいこを出し続けた二人の男の話は銀河中探しても知らない者を探すほうが困難だろう。十年近くかかったじゃんけん大会の結果はミフル星の勝利であった。と言っても大勝と言うわけではなくミフル星人の生き残りはたった一人で、勝利と言うには程遠いものだった。これにより両星戦争のむなしさを痛感し、互いに再度友情を取り戻し、銀河はまた平和になったのである。その頃地球ではいろいろあったけれどそれはまた別のお話。

088

魚が食べたくなったので魚を買いに魚屋さんへ行ったら魚を売ってくれませんでした。どうして売ってくれないんですかと聞いたら、どうしても売れないんだと言われてしまったので、しかたなく肉屋さんへ行って魚の肉を買って帰りました。そんなにおいしくは無かったです・・・
  1. 2018/10/01(月) |
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