脳とラムネ

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僕が書いた子供向けのお話

ある日少女が花畑で寝転がっていると一匹の蝶がひらひらとやって来ました。
「こんにちはお嬢さん。僕は蝶です。ちょっといいですか?」
「こんにちは蝶さん。お名前はなんていうの?」
「いや、あの蝶って名乗ったじゃないですか。僕。」
「あら、そうだったの。まぁあたし蝶が名前だなんて思わなかったら。ごめんなさい。」
少女は勘違いしたことを恥ずかしく思いひどく赤面しました。
「まぁいいのですけれどもあのねお嬢さん。」
「なあに蝶さん。」
「お嬢さんがそこで寝ているとお花さん達が潰れて死んでしまうんですよ。お花さんが死んでしまうと僕の吸う蜜が無くなって大変困ってしまいます。だからお嬢さんがそこで寝ていないと死んでしまうというのなら僕も我慢しますけれど、そうでないならさっさとどいて二度とここに寝転がらないでいただけないでしょうか?」
「まぁ、でもお花はこんなにいっぱいあるじゃないのだったらちょっとくらいお花が潰れてしまっても困らないじゃない。」
少女はお父様に怒られたときは言い返したい時があっても怖くて言い返せないのですが蝶だったら怖くないと思って言い返しました。しかし蝶はあきれたように答えました。
「お嬢さん、君のお母様が君のために3つもマーマレードケーキを焼いてくれたのにペットの猫に1つ食べられても困らないかい?」
少女のお母様はシフォンケーキはよく焼いてくれますがマーマレードケーキを焼いてくれたことはありませんでした。それに少女は猫ではなく犬を飼っていました。かといってそこを揚げ足取りはせず大意を汲み取りました。
「私、ジョナサン―私の飼っている犬の名前よ―にお母様の焼いてくれたシフォンケーキを食べられてしまったことがあったわ。いつもはジョナサンのことお父様とお母様とお姉様の次に大好きだったのだけれどその時は少し嫌いになったわ。だから、あなたの言いたいことわかるわ。」
「わかってくれてうれしいよ。さぁさっさとその汚ねぇケツをどけな。」
蝶がそう言うか早いか少女はその蝶をさっと手のひらで捕まえて世にも不思議なしゃべる蝶として見世物小屋を開きましたが、悪どいデブとノッポの二人組みがやってきてその蝶を奪おうとしたとこからドタバタ逃げたりやっつけたりしてなんやかんやがあって蝶の本当の世界へ行って選ばれし少女としてまたなんやかんやありました。後に彼女がそのことについて書いた自伝(もっとも後に彼女自身がフィクションである部分が多分にあったと語っていますが。)「しゃべる蝶と私」は当時としては異例の50万部を突破し、2度の離婚の後(どちらも当時の有名な映画スター。)、一般の男性と結婚し3人の子供に恵まれ7人の孫を持ち89歳で幸せに死にました。
もし頭の中に純粋で清純な美少女を思い浮かべながら読んでいた方がいらっしゃったら言っておきますがこの少女は吊りあがった目で丸い鼻、への字口のハサミみたいな顔です。
  1. 2008/03/02(日) |
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

これ好きです。
  1. 2008/03/02(日) 13:45:52 |
  2. URL |
  3. ルリ #-
  4. [ 編集]

気に入っていただいて良かったです
  1. 2008/03/02(日) 23:08:50 |
  2. URL |
  3. ヘウ #-
  4. [ 編集]

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